最近、『火事でもないのに消防車と救急車が一緒に走っている』、『救急車を呼んだのに、先に消防車が来た!』と思ったことはありませんか?
中部上北広域事業組合管内では、現在『PA連携』・『先行救急』出動を実施中です!
~『PA連携』出動とは?~
☆傷病者(患者)が心肺機能停止状態(心臓・呼吸停止)の場合。
☆階段や通路が狭くて傷病者の搬送が困難な場合。
☆危険を伴う現場で、危険排除が必要と判断される場合。
☆交通量が多く、傷病者や救急隊員の安全を確保しなければならない場合。
☆他、通報内容によって救急隊の活動を支援する必要がある場合。
上記の様な場合、救急車と同様に消防車もサイレンを鳴らしながら同時に出動します。
Pumper=ポンプ車の『P』と、Ambulance=救急車の『A』で『PA連携』と呼んでいます。
この『PA連携』のメリットは、救急活動を迅速かつ安全に行い、救命率の向上・病院搬送時間の短縮を目標に実施しています。
~『先行救急』出動とは?~
☆例えば・・・中央消防署の救急車が出動している場合、上北消防署又は東北消防署からの救急出動となります。
上記の様な場合、いち早く救急隊員資格を持っているポンプ車の隊員が傷病者(患者)と接触し、様態の把握、迅速な応急処置を実施、到着した救急隊がスムーズに病院搬送へ繋げたり、心肺機能停止状態の傷病者(患者)に対し、心肺蘇生法・AED等の救命処置を早期に実施することにより救命率向上を目標に実施しています。
~『PA連携・先行救急』出動時のサイレン音は?~
火災出動の際のサイレン音は『ウ~カンカン・ウ~カンカン』とサイレンの間に鐘の音が入りますが、PA連携・先行救急の際は、『ウ~~・ウ~~』と間に鐘の音が入りません、サイレンの音の違いにもご注意下さい。
『消防車のサイレン=火事!』と思われるかと思いますが、
『傷病者(患者)』のため住民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。