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令和6年春の火災予防運動実施について

【目 的】

この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的とする。

全国の火災の状況をみると、住宅火災の件数は平成17年以降減少を続け、令和2年に初めて1万件/年を下回ったものの、令和3年及び4年は再び増加傾向にある。年明け以降も、複数の死傷者を伴う火災が各地で発生する状況にあり、東京消防庁の例では、本年1月1日から15日までに管内で発生した住宅火災による死者数は、過去10年間で最多ペースで増加している。

また、春の行楽シーズンを迎え山に入る人が増加するとともに、農作業のため枯草焼きなどが行われることに伴い、火の不始末や火の粉が山林に飛び火することなどにより、林野火災が増える傾向にある。既に令和6年1月13日に広島県江田島市では、約240ヘクタールの林野が焼失する大規模な火災が発生したところである。

こうした全国の火災や最近の災害の状況を踏まえ、重点的に火災対策の推進を図る。

【全国統一防火標語】

   『火を消して 不安を消して つなぐ未来』

【中部上北広域事業組合消防本部防火標語】

   『種まいて みんなで咲かそう 防火の実』

【実施期間】

  令和6年4月8日(月)から14日(日)までの7日間

【最重点目標】

  1.  住宅防火対策の推進
  2.  林野火災予防対策の推進

【重点目標】

  1. 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
  2. 放火火災防止対策の推進
  3. 製品火災の発生防止に向けた取組みの推進
  4. 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底
  5. 乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進
  6. 地震火災対策の推進